前回は『クリミナル・マインド』のシーズン1から「be supposed to」の使い方を紹介しました。

今回は苦手意識を持っている人も多い、as…asからas…as+canの使い方を見ていきたいと思います!
FBIのBAU(行動分析課)というチームが犯人の行動や心理を読み取り、事件を解決していくのがこのドラマのストーリーです。
登場する犯人が毎回怖すぎますが(゚Д゚;)、一話完結型で人間の行動心理についても学べるので見ていて面白いです!
2005年からアメリカでスタートし、15シーズンまで続いた長寿ドラマになります。
犯人の行動や心理にスポットが当てられたドラマになるので、英語は難しい表現も多いですが、分からない表現は飛ばさず自分で調べて英語力を上げていきましょう!
目次
そもそもas…asはどういうときに使うの?
used in comparisons to refer to the degree of something
訳:なにかの量や度合い、レベルを比較したいときに使われる
肯定文で使うと比較した者どうしはequal(似た者同士)の関係、否定文not as…asで使うとaren’t equal(似てはいない)という意味になります。
例えば「He can run fast! (彼足速いんだ!)」と文章を終わらせてもいいですが、どれくらい足速いの?と気になるときもありますよね!こういうときにas…asを使います。
ちゃもも
ぱすた
ちゃもも
比較したいものは足の速さつまり、fastなのでfastをas…asで囲っちゃいます。
英語の解釈で前から訳すと。。。
He can run fast…(彼足速いんだよ)、He can run as fast… (どのくらい速いかというと…..)、He can run as fast as me.(わたしと同じくらい速いよ!)
という意味になります。
構造としてas…asの1つ目と、2つ目のasはそれぞれ品詞が異なります。
1つ目が副詞で、2つ目は接続詞なります。
That room was as cold as I expected. (あの部屋は予想通り寒かった。)
のように、2番目のasは接続詞なので後ろに文章をつなげることもできます。
上の文のように同じくらいと訳すと変な文章になることも多いので、無理に「~と同じくらい」と訳す必要はないと思います。
そしてasとasの間には、副詞と形容詞(+名詞)を置くことができます。
なので、Read as many books as you can. (できるだけ多く本を読みなさい)のように形容詞の後ろには名詞を置くことができます。
もちろんRead books as many as you can.でも同じ意味です。
【シーズン1】放火事件が発生した大学での、BAUのメンバー・ホッチとエルの会話
He might be here watching. [見てるかも]
Yeah.
Take pictures as many as you can. [写真を取れ]
『クリミナル・マインド』シーズン1,第2話より引用
周りに放火した犯人が紛れているかもしれないから「周りの人たちの写真を撮ってくれ」という会話です。
この「as…as you can」はできるだけ~という意味です。「as…as possible」でも同じ意味になりますが、you canのほうが「あなたの力でできるだけ」という意味が強いです。
as…as you canを詳しく見る!
Take many pictures. (多く写真を撮って)が1つの文ですね。これで終わってもいいですが、どのくらい多く撮ればいいのか気になります。
Take pictures as many(どのくらい多くかというと。。。)、Take pictures as many as you can. (あなたができるのと同じくらい)
となり、直訳すると「あなたができるだけ多く写真を撮ってほしい」という意味になります。
比較したい「何かの量や度合い・レベル」は写真の量です。今回は多く撮って欲しいということなので、たくさんを意味するmanyをas…asで囲っています。
as…as canやas…as possible
「~と同じくらいできる」というよりは、可能性やその人のできる!という能力にスポットが当てられているので初めの方でも紹介したとおり、あなたができるだけ~と訳した方がすんなりいきます。
ぱすた
【シーズン3】NYで発砲事件が発生。FBIは、NY市警とともに事件解決に挑む。
BAUのメンバーで元ハッカーのガルシアが、NY市警の監視カメラで事件解決の手掛かりを探す。そのときのガルシアとNY市警・リサの会話。
Beautiful. ‘Cause my boss man wants me to send him a file so he can facial recognition software on each of the crime scenes.
[ボスが欲しがってる。現場映像を顔認識ソフトにかけるの]Um, I’ve already enhanced all of the photos as much as I can.
[画質は限界まで向上させた]『クリミナル・マインド』シーズン3, 第20話より引用
as much as + can
リサがいった言葉で、as…as+canが使われています。
enhanceの意味
リサの言葉は現在完了形が使われているので、動詞のenhanceはenhancedになっています。enhanceは「なにかの性能を高めたり、強化する」という意味です。ここでは画質を上げる意味で使われています。
画質はすべて上げてあるで会話を終わらせてもいいですが、どのくらい上げたのか気になりますよね。
リサはas much as I can. (自分のできるとこまで)と言っています。
直訳すると「自分のできる最大限まで、画質を上げたよ」という意味になります。
ここで比較したいものは「enhanced、どのくらいまで画質を上げたのか?」で動詞です。動詞を修飾できるのは副詞だけなので、動詞を比較したいときはas…asの間にmuchをつけます。as much as + can は「できるだけ〜」と訳すよりかは、「自分ができる最大限まで、限界まで」と訳した方がすんなり行きます。
動画サイトで視聴可能!
今回は『クリミナル・マインド』からas…as+canの使い方について紹介しました。
日常会話でもよく使われるので、ぜひ色んな例文を見てどういう時に使われるのか理解を深めていきましょう!
こちらの動画サイトで視聴可能なので気になる方はチェックしてみてください▼
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