今回はSwiftでいくつかある演算子のなかでも、代入演算子について紹介していきます。それに関連して、複合代入演算子も紹介したいと思います。
サンプルコードを載せていますが、XcodeのPlaygroundで実際にコードを入力しながら行うと早く覚えることができるかなと思います。
筆者の動作環境
- MacBookAir (13inch, 2020年モデル)
- macOS Big Sur 11.1
- Xcode (Version 12.3)
- Swift (Version 5.3.2)
目次
代入演算子とは
代入演算子とは「= (イコール)」のことです。
数学の代入のようにa = b(aにbを代入する)といった使い方をします。
注意
イコール(=)は等しいという意味ではないことに注意!
Swiftではイコールを二つ並べた(==)記号が等しいという意味になる。
使い方
変数や定数を作るとき、値を上書きするときに使います。
変数・定数についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、チェックしてみてください↓

例
swift
var n = 3 // 変数nに3を代入する
print(n * 5) // デバックエリアに15が表示される
n = 7 // 変数nの値を7に上書きする
print(n * 5) // デバックエリアに35が表示される
複合代入演算子とは
複合代入演算子とは「+=、-=、*=、/=」などの記号のことです。
演算と代入を一度に行うことができます。
例えばninzu = ninzu + 1ですが、ninzuに1を足してそれをninzuに代入するという式なので、まとめると
ninzu += 1
と書くことができます。
よく使うのは、+=と-=です。
使い方
複合代入演算子は変数のみで使うことができます。
定数は値を上書きできないので使うことができません。
例 (+=)
swift
var a = 7
a += 5 // 7 + 5は12なので、12がaに代入される
a += 5 // 12 + 5は17なので、17がaに代入される
Xcodeではこのように表示される↓
例 (*=)
swift
var price = 300
price *= 3 // 300 * 3は900なので、priceに900が代入される
price *= 3 // 900 * 3は2700なので、priceに2700が代入される
price *= 3 // 2700 * 3は8100なので、priceに8100が代入される
Xcodeではこのように表示される↓
まとめ
今回のポイント
- 代入演算子はイコール記号を使い、代入をするもの
- 複合代入演算子とは+=記号などを使い、演算と代入を1度に行うことができるもの
ということで今回は代入演算子と複合代入演算子について紹介しました。
特に難しい演算子ではないので、この機会にマスターしましょう!